●Moderns' BEAT●
THE WHO、SMALL FACESを代表とするモッズ・ビート。
Mods' BEATなんて書いてしまうと、語弊があるかもしれませんが、
60年代に新たに生まれたポップ・ミュージックだと思ってもらえれば幸いです。
彼ら以外にも活躍していたミュージシャンは数々存在していて、R&B、SOUL、
JAZZ、ROCK'N'ROLLからフューチャーされた音楽は、まさに素晴らしいものでした。
まずはバンド編を少々。
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【THE
YARDBIRDS】
ブルース・ハープがビャービャー鳴り響く
R&Bバンド、ヤードバーズ。
エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジが
若き日に在籍していたという事は有名ですね。
英国のモッズに人気のあったR&Bを
ストレートにカヴァーした彼らは、
ブリティッシュ・ブルースの先駆者だとも。
60年代の映画『BLOW
UP/欲望』にも出演していますが、
ザ・フーかヤードバーズかでモメたというのも有名なお話。 |
【THE
KINKS】
もっとも『Kinky(ひねくれた)』と
イギリスで騒がれていたキンクス!
兄のレイ・ディヴィスと、
弟のディヴ・ディヴィスを中心としたバンドで、
大ヒット作『You Really Got Me』は、
全面にファズ・ギターを効かせたR&Bで最高!
彼らの独特なサウンドは
キンキー・ミュージックとして注目を集めました。 |
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【THE
ANIMALS】
『朝日の当たる家』を大ヒットさせた事から、
ポップ・シンガーとしてのイメージが強いアニマルズ。
でも私はあえてポップな彼らを否定したい!
エリック・バードンの絶叫ボーカルは本当に黒くて、
ポップの域を超えているというのは
音源を聴いてもらえればわかるはず。
「人間じゃなくてアニマルズだ!」という
観客のヤジでバンド名を付けたのは有名なお話ですが、
レーベルを次々と移籍したり、
メンバー交替の連続で失速したのは残念でした。 |
【SPENCER
DAVIS GROUP】
R&B/SOULなら彼らにおまかせ!
スペンサー・デイヴィス・グループが演奏していた
R&Bの名曲『I'm A Man』は
60年代当時のヘヴィ・ローテーションだったそう。
特筆すべきは天才シンガーと名高い
ヴォーカルのスティーブ・ウィンウッド。
正直、彼無しにはこのバンドは成立しない!
と言っても過言では無いんじゃないでしょうか。
素晴らしくソウルフルな歌声で酔わせてくれる音源は
一聴の価値有り! |
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