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●THE WHO●

『西のWHO、東のSMALL FACES』とは良く出来た言葉で、
60年代のロンドン、ウエスト・エンドで人気だったのがフー、
イースト・エンドではスモール・フェイセス、
それぞれモッズのヒーローとして活躍していたのを指したという訳です。

※スモール・フェイセスについては【small faces】をお読みくださいね。

フーは60’Sカルチャー
『モッズ』を売りにデビューしました。
言わば業界的な仕掛けの仮面を
あてがわれたといったところでしょうか。

スモール・フェイセスが実際にモッズだったのに対して、
彼らは意識的にモッズになろうとしていたようです。
 でも実際こういう事は彼らの魅力を語るうえでは
どうでもいいことなんですよね。
どっちにしても格好良いんですもの!

1963年、イギリスではビートルズの人気が沸騰し、
『第二のビートルズ』を狙うバンドが
次々と登場していました。

既にフーとしてバンドを組んでいた
ロジャー・ダルトリー(vo)、ピート・タウンゼント(g)、
ジョン・エントウィッスル(b)にも
デビューの話が舞い込んで来ることとなります。


彼らを最初にプロデュースしたのはピート・ミーデン。
彼は自らもモッズだったことから、フーを『モッズ』に仕立てようと考えました。
髪形、服装を変えさせ、バンド名もモッズ用語(?)でいう
『顔役』という意味のハイ・ナンバーズに。

64年に『I'm The Face』(そのまんまやん!笑)をリリースするも、
売れたのは500枚という散々な結果に。

ドラムがいなかったハイ・ナンバーズは、
ある日のライヴに飛び入り参加してきたキース・ムーンを気に入り、
メンバーに採用することになります。
 初対面にしてドラム・キットをぶち壊したという逸話も有り。
 この頃から元気良かったんですね(笑)

これでついに4人の主役が誕生しました。


ピート・ミーデンからキット・ランバート、クリス・スタンプに
マネージメントが変わり、
バンド名も再びフーに戻した彼らは、
キャバーン・クラブのレギュラーの座を取ります。

彼らのライブ・パフォーマンスはとても激しいもので、
ピートは腕をぐるぐる回して演奏したり、ジャンプしたり、
最後にはギターを叩き壊すという荒くれぶり。
キースにいたってもドラムを破壊するという状況。
 観客もそれを楽しみにしていた為に、
楽器のぶち壊しはフーのトレードマークになり、
毎回ヤッていたようです。
赤字になっても壊し続けていたんだから、
マネージャーもさぞかし頭を抱えたことでしょう(笑)



MODS
: モダーンズ
ROCKERS
:ロッカーズ
SKINS
: スキンズ
Hippie
:ヒッピー
Modern Girls fashion
:60'S女の子ファッション
Here Come The Cuty Girls
:60'S有名女性達
Japanese Modern Girls
:昭和の有名女性達
Dancing Step of 60'S-70'S
:クラブシーン
: ダンステップ
Gainsbourg & Birkin
:セルジュ・ゲンズブール
:ジェーン・バーキン
THE BEATLES
:ザ・ビートルズ
THE WHO
:ザ・フー
SMALL FACES
:スモ−ル・フェイセス
Modern's BEAT
:60'Sポップミュージック

文章内の
下線文字
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ライブが話題になり、人気もつかみ始めたWHO。
 オリジナル曲を出したいと考えたピートは、
当時の全英1位だったキンクスの『You Really Got Me』をベースにして(いいのか?!)
『I Can't Explain』を書きます。

このデモ・テープを聴いたキンクスのプロデューサー、シェル・タルミーは
 楽曲に惚れこみ、フーのプロデュースをすることに。
65年、アメリカではデッカ、イギリスではブランズウィックから、
デビューシングル『I Can't Explain』をリリース。全英8位のヒットになります。

続いて『Anyway Anyhow Anywhere』を発表し、見事10位にランク・イン。

そしてついに(!!)名曲『My Generation』をリリースし、
大ヒットを飛ばし、トップ・バンドの仲間入りを果たします。
この頃にロンドンのウエスト・エンドで
人気が高かったフーは
モッズに成りきる為、髪型を整え、
ユニオン・ジャックのジャケットを仕立てたり、
イギリスの飛行機で有名な
ターゲット・マークのTシャツを
着たりしていました。

 彼らのファッションは
ポップ・アート・ファッションと
呼ばれていたそうです。
今でもモッズ=ターゲット・マーク
みたいなトコありますもんね。
そして、65年暮れに初のアルバム『My Generation』をリリース。
 この作品はフーがモッズとして最初で最後のアルバムだという人もいます。

更にアルバム『A QUICK ONE』、『The Who Sell Out』などを発表し、
イギリスでの人気は順調でしたが、アメリカではヒットを放っていないというジレンマが
メンバー内(特にピート)で起こっていたようです。

テレビなどにも出演するようになったフーは、それぞれ独自の個性を発揮し始めます。

グループのまとめ役とも言われたロジャー、『鉄の男』と呼ばれるジョン、
繊細な音楽作りとは裏腹にインタビューなどでは突っ張った答え方をするピート、
そして中でも一番の破天荒だったと言われるキース。

この性格の違いがよく現れてるのがフィルム『The Kids Are Allright』の
インタビュー・シーンだと私は思います。

そっぽを向いているジョン、無表情のピート、インタビュアーをからかうキース、
それを静止させようとするロジャー。困り果てているインタビュアーがとても滑稽です。
観たことない方はゼヒ!!
69年、フーの最高傑作との呼び声高い
TOMMY』がリリースされます。
『TOMMY』はLP2枚を使ったオペラ形式の作品で、
多くのミュージシャンや評論家が大絶賛し、
アメリカにて初のゴールド・アルバムとなりました。

72年には、ロッド・スチュワート、スティーブ・ウィンウッド、
リンゴ・スターなどが参加した『TOMMY』を発表。

さらに75年、『TOMMY』はケン・ラッセルが監督となり、
サントラと共に映画化されることとなります。

出演はトミー役のロジャーを始め、メンバーはもちろん、
エリック・クラプトン、エルトン・ジョン、
ティナ・ターナーという、そうそうたる顔ぶれでした。
勢いの止まらないフーはライブ・アルバムを企画します。
LIVE AT LEEDS』と銘うたれたこのアルバムは、
前作の『TOMMY』とはうって変わって、
これぞ、ハード・ロック!というサウンドを聴かせます。

続いてピートはSFファンタジーの『LIFE HOUSE』という、
映画、観劇、コンサートが
一体となった企画も考えますが、あえなく失敗。
この『LIFE HOUSE』用の曲から選んで作ったのが、
アルバム『WHO'S NEXT』だと言われています。

70年代に入ると、メンバーそれぞれがソロ作品を発表し、
個々の表現したい音楽を追求していきます。

そんな中、ピートは『TOMMY』と並ぶような
コンセプト・アルバム『QUADROPHENIA』の
構想を練り始めます。
73年にリリースされた『QUADROPHENIA』はネオ・モッズの原点とも言われ、
79年には『さらば青春の光』として、映画化されました。

74年には未発表曲集『ODDS AND SODS』をリリースし、
翌年に『THE WHO BY NUMBERS』を発表するも、
この頃のメンバーのコンディションは最悪だったと言われています。

キースはドラッグとお酒でボロボロ状態、
肝心なピートもアルコール中毒に悩んでいたそうです。

次第に勢いを無くしていくフーでしたが、ようやく78年に『WHO ARE YOU』を発表。
そんな折り、ポール・マッカートニー主催の
バディ・ホリー生誕記念パーティが開催され、
キース・ムーンはそのパーティに出席した後、
急死してしまいます(涙)。
享年31歳。原因はドラッグでした。

キースのドラムは、フーにとって
サウンドの中核でもあった為に、
バンドにとって最大の危機とも言えました。

悩んだあげく、スモール・フェイセスのドラマー、ケニー・ジョ−ンズを加え、
79年にコンサート活動を開始するも、
シンシナティにて観客11人が圧死するという悲劇に見舞われます。

81年に『FACE DANCE』がリリースされ、そこそこヒットしたものの、
ピートの中では煮え切らないものがあったらしく、
82年4月「もはや、限界だ」という言葉を残しています。

その中には、亡きキースへの想い、ロジャーの片耳が全く聴こえなくなったという事実、
またピート本人も難聴に悩ませられていたという意味も含まれていたと言われています。
その後のフーに関しては、割愛させて頂きますが、
2002年6月27日、心臓発作によって、
ジョン・エントウィッスルは亡くなりました。

享年57歳だった彼の死は、
私にとっても衝撃的なものでした。
全米ツアーの前日という事実も悔やまれます。
今、現在もフーが活動しているというのは皆さんご存知でしょうが、
私にとってのフーは、やはり、ピート、ロジャー、ジョン、キースの4人が居て
初めてフーと言えると思うのです。

偉大なバンド『THE WHO』に改めて感謝!

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